2015年1月26日月曜日

カープマニアの親父の衝撃の一言から 親父と語り合った病室での時間
































カープがCSに行けないなら
死んだ方がましだと言った親父

親父はカープまにあ
親父は強い
親父は僕を守ってくれる


それが永遠に続くと信じていた僕


親父の口から『死』という言葉が出て
親父と僕の間の『死』と言う言葉の壁
僕の心の中でガラガラと
音を立て崩れ去った気がした





僕もそろそろ東京に戻らなくては
ならない
タイムリミットを迎えた僕は


今まで自分のやりたいように生きると
独り暮らしをしていた親父に聞いてみた





僕  『親父 東京来るか?』
親父『東京なんか今更行けるかー』

僕  『病院のベットでこのままは
    やめてくれよー』
親父『頑張ってリハビリするわいのう』



そして気になっていても
絶対に聞けなかったあの一言

あんなに強かった親父が
小さく弱く見える 今なら聞ける

そう思った僕は思い切って聞いてみた




僕  『病院退院したら…

    どこで死にたいん?』

親父『カープのある広島なら
    どこでもええわい』


僕  『じゃあ呉の家から江田島へ
    引っ越して姉ちゃんに面倒
    みてもらいんさい』

親父『もうお前らの言う事
    聞くしかないのぅ…』




子供達には迷惑かけまいと
意地を張り続けた親父が
僕達の前で初めて意地を張るのを
やめた瞬間


僕が1歳半で母親と別れてから
住み続けた家を…

母親が大きくなった僕達に会いに
来るかも知れんと住み続けた
築40年以上たったボロアパートを

親父が離れる日がとうとう来た



親父を目の前にして『親父の死』
について初めて本音で向き合った…



そして僕はふと思った…


東京に出てきてから
僕の親父が大好きだったカープを
親父と同じ様に真剣に応援していなかった


親父が人生をかけて愛したカープ



僕もその親父の子供なら
きちんとそれを継がなければいけない


東京に出てきて抑えていたカープ愛



これからはきちんとカープを応援する


病院のベットの上から起き上がれない
親父の口から出続けるカープ愛を



僕自身きちんと継がなければいけない




そう強く思った


親父と本気で死について語った
病室での貴重な時間











これからはちゃんとカープを応援するぞ☆





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